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慣習

お産にまつわる慣習について、当院では以下のように対処いたしております。

浣腸

我が国では、長年の慣習として、また、経験的に有効との判断から、お産前の浣腸が、いわばルーチン化されてきました。 しかしながら、浣腸をしても、分娩所用時間、会陰部損傷部位の感染率、新生児感染症などに有意な効果を認めた報告はありません。
(Romney ML, et al: Brit Med J 282:1269, 1981/ Drayton S et al: Nursing Mirror 159:4, 1984)

一方、欧米では、浣腸は24時間以内に排便がなかったか、入院時に明らかな宿便のある産婦にのみ行う行為であると、報告されています。 (Garforth S, et al: Midwifery 3:10, 1987)
当院では、これら研究結果を参考に、入院時のルーチン処置ではなく、個別に対処いたしております。

剃毛

外陰部の剃毛は、会陰切開が行われるようになった大正・昭和以降、それに付随する処置として実施されてきたようです。(岡本喜代子:助産婦雑誌 49:271, 1995)

剃毛をすると、局所感染を減少させ、縫合をしやすくすると思われてきたが、これを支持する証拠もないようです。(Kantor HI, et al: Obstet Gynecol 25: 509, 1965)
当院では、原則として、外陰部の剃毛はおこないません。

沐浴

はじめての沐浴すなわち産湯(うぶゆ)には儀式的な意味があり、我が国においては習慣的に行われてきましたが、赤ちゃんの生理的な面から、出生直後の沐浴にはいくつかの問題があることがわかってきました。

沐浴により、一時的に赤ちゃんを暖める効果はありますが、末梢血管が広がり熱が発散されてしまうので、結局体温低下が進みます。 体温低下が起こると、熱産生が亢進されるため、低血糖の原因となります。
また、この時期の皮膚刺激、温度刺激により、赤ちゃんの循環に負担をかける可能性も指摘されています。

当院では、沐浴にかわる「ドライテクニック」という方法を導入しています。
ドライテクニックは、血液などで汚れている所のみガーゼでふき取り、赤ちゃんへの負担を最小限に行う方法です。胎脂や羊水をできるだけ落とさず、あえて自然な状態にすることで、赤ちゃんの体温を保ち、皮膚からの細菌の侵入を防ぎます。
赤ちゃんの状態が安定し、自宅生活に移る退院日には沐浴を行っています。


2014年9月2日 中日新聞 朝刊の医療コーナーに、当院のドライテクニックに関する記事が掲載されています。
中日新聞「つなごう医療 中日メディカルサイト」