分娩案内・産前産後ケア

分娩案内

岡村産科婦人科では、専門性を有する医師や様々な職種のスタッフの協働により、安心して分娩に臨んでいただける環境が整っております。
以下のような経験豊富な専門技術者が、妊娠・出産を見守ります。

当院の出産について

ヒトに本来備わっている“産む”という素晴らしい自然の仕組みを最大限に引き出し、元気な赤ちゃんを産んでいただけるようご支援いたします。
時には適切に医学的な介入を行い、安心・安全なお産ができる場を提供することが、私たちの大切な役割だと考えています。

出産には様々な方法があり、その受け止め方も人によってそれぞれ異なります。
例えば、強く苦しい陣痛の痛みを取り除くことを希望される方は、無痛分娩を選択することができます。

当院では、あらかじめ妊婦さまに『バースプラン』をお尋ねしています。 その際にご自身の出産をどう考えていて、どのような方法を選択したいかをお尋ねし、できるかぎり希望に沿ったサポートをさせていただければと思っております。
人によってベストな出産方法は異なりますので、帝王切開で出産することが必要な方もいれば、ご希望されているお産の方法が、当日の状況によって変わることもよくあります。

どんな出産も、大切な赤ちゃんを守るためにお母さまが命をかけたとても尊いものなのです。

ご家族の立ち会い出産について

正常分娩においての立ち会いは、最大で2人までとなります。
上のお子さまは人数に含めませんが、お子さまだけでの立ち会いはできませんので、付き添いが必要です。また、予定帝王切開では、ご主人のみ立ち会うことができます。
ご家族の立ち会い出産については、あらかじめバースプランにてご要望をお聞きします。

立ち会い分娩に関する注意点

新型コロナウイルス感染防止対策として、分娩の際の立ち会いに制限を設けております。
入院・立ち会い分娩にあたり、以下の事をお守りください。

  1. 入院のご連絡をする前に、ご本人様と送迎者の方の体温測定を行ってください。
  2. 来院時のサージカル(不織布)マスク着用と、入口でのアルコール消毒をお願いいたします。
  3. 帝王切開の立ち会いは予定手術においては可能です。
  4. 発熱(37.5℃以上)や風邪の症状がある方は、面会が禁止となります。
  5. ご家族で熱のある方がいる場合や、コロナ感染者と接触した可能性がある場合は立ち会いをご遠慮ください。

里帰り出産について

当院では、妊婦さまの里帰り出産を受け付けています。
初回は必ず電話で予約をお取りいただき、妊娠16週から20週までの間に受診をお願いいたします。その後、原則として妊娠34週以降は当院へ通院していただきます。
初回のご来院時には、次のものをご持参ください。

なお、妊娠20週までに分娩予約申込書の提出がない場合は、分娩予約をお受けできないことがありますので、あらかじめご了承ください。

帝王切開術について

普通分娩で妊婦さまと赤ちゃんに危険が伴うと判断された場合、帝王切開術が選択される場合もあります。
帝王切開術は、原則として脊髄くも膜下麻酔で行います。下半身だけに効く麻酔であるため、意識のある状態での手術となります。
そのため、赤ちゃんの泣き声を聞いたり、見たりすることができます。

無痛分娩について

当院では、無痛分娩のご希望にもお応えしています。
無痛分娩とは、麻酔を用いて出産時の痛みを和らげる分娩方法です。
強い痛みを和らげることで、心身の負担を減らすことができ、産後の早期回復が期待できます。
また、無痛分娩では赤ちゃんが降りてくる感覚や、お腹が張る感覚を感じ取ることができるため、「自分で産んでいる」という満足感も得られます。
詳しくはこちら

連携病院について

当院では、より高度な医療が必要と判断した場合は、近隣の高次医療施設へ紹介させていただきます。連携している病院は次の通りです。

LDRルーム

当院の分娩室は、LDR仕様です。
LDRは、陣痛(Labor)、分娩(Delivery)、回復(Recovery)の略称で、陣痛から分娩、その後の回復までの時間を一つのベッドで過ごせるお部屋を指します。
当院のLDRルームは、一般の部屋に近い環境を整えているため、医療機器に囲まれているような圧迫感はありません。「高いリラクゼーション効果が得られる音楽と照明により出産をサポートいたします。
赤ちゃんが生まれるその時を、ご家族と共にリラックスしてお過ごしいただけます。

母乳育児

当院では、母乳育児を応援しています。
母乳には、赤ちゃんに必要な栄養が適量に含まれているだけではなく、アレルギーになるのを抑える働きもあります。細菌による感染や、その他の病気を防ぐ物質も含まれています。
また、授乳にはお母さまにもよい効果があります。
おっぱいを吸われると、お母さまの体にはオキシトシンと呼ばれるホルモンが分泌されます。このホルモンには子宮を収縮させる効果があるため、出血量が減少し子宮の回復が早くなります。
さらに、妊娠中に蓄積された体内の脂肪は母乳の分泌に使用されるため、授乳をすることで体重も早く元に戻しやすくなります。
とはいえ、決して母乳育児がすべてというわけではありません。
母乳にはさまざまなメリットがありますが、母乳量は人それぞれ異なります。そのため、足りない場合はミルク(人工乳)の使用をおすすめすることもあります。
育児をしていくうえでは、さまざまな場面で選択と決定が必要です。母乳育児を選択するかどうかもその一つなので、必ずしも母乳でなければいけないというわけではありません。
当院では、やり方や考え方を押し付けることはありません。
おっぱいと赤ちゃん、双方の状態を見ながら、お母さまに合った最善の方法を共に考え、全力でサポートさせていただきます。

母乳育児相談

当院では、産後の乳房トラブル、授乳・母乳哺育の相談、断乳・卒乳の方法などのお悩みを、アドバンス助産師がお答えする母乳育児相談を受け付けています。
当院以外でご出産の方も受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

診療時間 午前10:00~ 午前11:00~ 午後1:00~ 午後2:00~ 午後3:00~
曜日 (月〜金)
費用 乳腺炎が原因の母乳育児相談は保険診療の対象です。
それ以外のご相談は自費診療となり、下記の費用がかかります。

・4,400円(通常)
・5,500円(当院以外でご出産の方)
・2,500円(時間外加算費用)

心理相談

公認心理士による心理相談『こころの相談室』を、出産前の妊娠中の方、産後の方を対象に行っています。

これまでたくさんの妊婦さまをサポートをしてきたカウンセラーが、妊娠中の悩みごとや育児に対する不安などをうかがい、解決に向けたお手伝いをいたします。

ご相談の内容は、秘密を厳守いたしますのでご安心ください。

相談時間 月2回(火曜日) 月2〜3回(土曜日)
料金 30分:3,300円(税込み) ※健康保険・医療費控除などの適用は対象外です。
対象者 当院で出産予定・出産後の妊婦さま・お母さま
電話 WEB予約 エコー
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