妊娠をされた方へ

妊娠がわかったら

「妊娠かな?」と思ったときは、早めに受診することをおすすめいたします。

超音波検査により子宮内に胎嚢(たいのう:赤ちゃんが入っている袋)と胎児の心拍が確認できれば正常妊娠と診断し、妊娠届出書をお渡しします。 その後、お住まいの地域の役所や保健センターに「妊娠届出書」を提出することで「母子手帳」と妊婦健診や検査の「補助券」を(無料で)もらうことができます。

出産予定日は、その後の流早産や胎児発育等を評価する基準となるため、妊娠初期に下記の情報に基づいて正確に決定します。
1.     基礎体温、性交日、人工授精・体外受精など授精に関する明瞭な情報
2.     超音波検査での胎児頭殿長(CRL)の計測値

妊婦健診

妊婦健診は、妊婦さまと赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するために行われます。
病気の有無を調べるだけではなく、医師や助産師に妊娠や出産、育児に関するお悩みを相談しながら、妊娠期間を心身ともに健康に過ごしていただくことを大切にしております。
妊婦健診を受けていない場合、重い病気の発見が遅れて治療が困難になる可能性もありますので、妊婦健診は定期的に受けるようにしましょう。
当院では、お渡しする健診スケジュールに沿って受診していただきます。
現在は新型コロナウイルス感染防止のため、健診や診察時の付き添いは診察上必要と認めた場合のみとさせていただいております。

妊婦健診で行う検査

【補助券で受けられる検査】
血液検査
 血液型・血算・血糖・B型肝炎抗原、C型肝炎抗体、HIV抗体、梅毒血清反応、風疹ウイルス抗体、HTLV-1抗体検査
・子宮頸がん検診
・性器クラミジア

【当院がお勧めする有料の検査】
・Nugentスコア
 腟内に存在する3種類の細菌の有無や量を調べてスコア化し、早産の危険因子となる細菌性膣症を診断する検査です。
・トキソプラズマ抗体
 生肉の摂取やペット(猫が多い)、土などから口に入り感染します。妊娠中の初感染により赤ちゃんの病気や発達障害の原因になります。
・乳腺検診
『初産年齢が高い』ことは、がんのリスク因子とされ、35歳以上の妊娠ではより注意が必要です。
乳腺は、妊娠16週頃から発達し、セルフチェックなどが難しくなります。授乳が終わるまでの少なくとも2年間は検査もおろそかになりがちで、発見が遅くなることも少なくありません。 自覚症状がない方でも、妊娠初期のうちに超音波による乳腺検診(乳がん検診)をおすすめします。
・NST(ノンストレステスト)
 赤ちゃんの心拍数と動きや子宮収縮を持続的に記録して判定します。赤ちゃんの健康状態をみる検査です。

産科超音波検査

当院では、臨床検査技師・診療放射線技師が診療に参加し、超音波検査で赤ちゃんの発育や先天性の病気の有無をチェックします。
さらに、4D超音波診断装置による観察を行い、画像もご提供させていただいております。画像や動画は、エコー動画オンライン閲覧サービスの『echodiary』でもご覧いただけますので、こちらもぜひご利用ください。
なお、検査で異常が疑われた場合は、精密検査のため専門施設にご紹介いたします。

遺伝相談外来

赤ちゃんの染色体に関する検査を希望される方を対象にしております。
原則として妊娠11~13週にパートナーの方とご一緒に遺伝相談外来を受診していただき、遺伝カウンセリングを受けていただきます。
出生前遺伝学的検査についてご説明し、検査を受けるかどうかご判断いただきます。
検査はNIPT、コンバインド検査、クアトロテストを行うことが可能です。
※当院は日本医学会の中に作られた出生前検査認証制度等運営委員会の認証施設です。

・初回 遺伝カウンセリング料(超音波検査を含む) 11,000円(税込)
・【検査料】NIPT :110,000円(税込) コンバインド検査:22,000円(税込) クアトロテスト:22,000円(税込)
・結果説明 遺伝カウンセリング料 5,500円(税込)

出生前遺伝学的検査についてはこちら
NIPT事前学習動画はこちら

助産師外来を設けています

定期の妊婦健診のうち、16週・26週・36週の3回は助産師が担当します。
妊娠中の悩みや相談、生活についての具体的なアドバイスを加えながらサポートいたしますので、妊婦さまそれぞれに合った分娩方法を共に考えていきましょう。

栄養相談

管理栄養士が皆さんの食生活や栄養のご相談について個別にお応えします。

ことに近年、生活習慣の変化や出産の高年齢化に伴い、妊娠糖尿病と診断される方が増えています。
妊娠糖尿病は、今回の妊娠中にいろんな合併症を起こすだけでなく、将来の糖尿病にも関係します。

食事療法では、お母さまと赤ちゃんがともに健全に妊娠を継続できるよう配慮いたします。

当院に里帰り出産をお考えの方へ

当院では妊婦さまの里帰り出産・転院を受け付けております。
ご不明な点やお問い合わせの電話は診療時間内にお願いいたします

1. 妊娠 16 週から妊娠 20 週までに一度ご来院いただき受診をお願いいたします。
   愛知県外からの里帰りについては、コロナ感染予防対策のため妊娠32~34週からのご来院、
受診をしていただく事も可能です。    

初回は必す電話でご予約をお取りください。

2.初回のご来院時には次のものをご持参ください。
・健康保険証
・母子健康手帳
・現在通院されている医療機関で受けた検査結果と紹介状
・分娩予約申込書(兼誓約書)
▶分娩予約申込書のダウンロードはこちら(PDF)
この申込書の提出で分娩予約とさせていただいております。
・産科医療補償制度(控)
前院で「産科医療補償制度」に加入して頂き、控の用紙をご持参ください。
なお、前医にて加入できない場合は妊娠20週までに、ご本人様又は代理の方に当院にご来院頂き加入して頂きます。

3. 妊娠 34 週以降は原則当院へ通院していただきます。

初産の方は、「産前教室1」と「産前教室2」を、無痛分娩をご希望される方は必ず「無痛分娩教室」を受講してください。
詳しくは当院のサイト[各種教室案内]をご確認の上、電話又はインターネットからご予約をお取りください。
※現在「パパのための産前教室」・「無痛分娩教室」は、Zoomによるオンラインでの開催となっております。

4.当院では県外の方の妊婦健康診査受診票が使用できないため、健診費用は全額お支払いいただいています。詳しくは「県外の方の健診費用について」をご確認ください。

里帰り出産申請フォーム

里帰り出産ご希望の方へ
受け付けは、お電話からのみ受け付けをしています。
下記、フォームにて必要事項をご回答いただき、送信後、翌診療日以降にお電話にてご予約をお取りください。。

※フォーム送信後、翌診療日以降【平日9:00~12:00の午前中】にお電話を頂き、手続き完了とさせていただきます。
里帰り出産申請フォームはこちら

当院に転院をお考えの方へ

診察で妊娠リスクを評価したうえで、当院での対応が可能であれば分娩予約を承ります。
ご不明な点やお問い合わせの電話は診療時間内にお願いいたします。
TEL 0566-41-2726

1. 初回は必す電話でご予約をお取りください。

2. 初回のご来院時には次のものをご持参ください。
・健康保険証
・母子健康手帳
・妊婦健康診査受診票
・全ての受診票にご記入いただきご持参くださいませ。
・現在通院されている医療機関で受けた検査結果と紹介状

転院申請フォーム

他院からの転院をご希望の方へ
受け付けは、お電話からのみ受け付けをしています。
下記、フォームにて必要事項をご回答いただき、送信後,翌診療日以降にお電話にてご予約をお取りください。

※フォーム送信後、翌診療日以降【平日9:00~12:00の午前中】にお電話を頂き、手続き完了とさせていただきます。
転院申請フォームはこちら

県外の方の健診費用について

当院では、県外の方の妊婦健康診査受診票が使用できないため、健診費用は全額お支払いいただいています。
ご返金の際の注意事項などは、あらかじめ各市町村の窓口までご確認をお願いいたします。
妊婦健診・産婦健診・新生児聴覚検査、それぞれの健診券の記入の必要があるか事前にご確認のうえ、ご受診ください。

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